Gaban FSG-550
Q:「ギターはSGだったみたいですけど?」
A:「うん、あれがね、なんと"ギャバン”っていう国産のギターなんだよね。」

1979年神大でJL&Cの再デビューを果たした後のChar氏のインタビュー記事で私は始めてギャバンというブランドを知りました。
無理もありません、ギャバンが存在していたのは1972〜1974年くらいの極僅かな期間で私は半ズボンから長ズボンに変わる頃、
仮面ライダーに夢中な子供でしたから。

ギャバンは福原楽器のオリジナルブランドとして誕生しましたが当時トーカイのカタログに載っておりディストリビュートも行っていた様です。
そんな所からトーカイ製との説もありますがGallannやGanson、Burnyなどにもよく似た特徴を持つ物が存在する所から春日楽器製ではないかと
私は思います。Gallanはもう少し長く製造されていたので統合された様にも見えます。 諸説あると思いますが。

当時多くのSGタイプ、というかGibsonコピーモデルがデタッチャブルネックだったのに対しこちらのFSG-550はセットネックです。
同じくギャバンFSG-360はデタッチャブルで稀に目にする事はありますがセットネックは私も修理・改造などで3本位しか手にした事がありません。
カラーはチェリーとウォルナットが存在しましたがこちらはご覧の通りウォルナットです。

ピックガードスクリュー3本がサビで折れ、生き埋めになっていましたので丸穴を開け救出、穴埋め→着色し全てのピックガードスクリューを
ステンレス製に換装しました。勿論ピックガードを外さなければ痕跡は判りません。
トグルスイッチとジャックのみ交換し内部配線を少し整理しました。他は全てオリジナルを保っています。ピックアップは恐らくGrecoを始め
当時多くの国産ブランドで採用されていたMaxon製でしょう。

ネックコンディションも良好でロッドには余裕があります。
総じてギャバンSGのフレットは低いですが......本家がフレットレスワンダーの時代なのでそこも手本にしたのかも知れません。
フレットレスワンダー程は低くありませんが........こちらはそこから減った様子もなく特定箇所でのエクボもありません。
現存するギャバンの多くと同じく、ヘッドバインディングにはクラックがあります。またボディ/ネックのクリア層にはウエザーチェックが
見受けられますが木部ダメージはありません。
50年生き続けてくれてありがとう、という感じです。


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