コピキャよ、おまえも暑かろう の巻


  いやぁ〜、暑い。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?体調崩していませんか?
かつて経験した事が無い様な猛暑だった昨年2010年の夏。今年2011年は去年ほど暑くない、って
予報だった筈なのに、既に去年並み?
 
その猛暑にやられて、去年は塗装のトラブルやネックのトラブルで修理に持ち込まれたギター、
ベースが数多く(記録更新!)ありました。

また、チューブアンプの熱トラブルの修理、相談・改造なども数件お受けしました。

 で、またこの暑さです。今日は7月9日。もう梅雨が明けちゃったそうで。
8月、9月が思いやられます。


 そんな中、コピーキャット用ツアーケースのご相談を数件同時にいただきました。
背面にパンチメッシュ付きの放熱穴を追加して欲しいという物と、放熱穴付きの物を
オーダーしたいという内容です。
どうやら師匠の新しいケースがそうなっているそうで、師匠のファンの方もアツイ。

コピーキャット用のツアーケースは当店でも過去にいくつも製作していますが
元々のケースごとツアーケースに収める仕様で、元々の放熱用の穴が
「コレ効果あンのかな?」という程度なので、強度の面からもケースに穴は開けていませんでした。
当店でも音資料とケース製作の雛形として1台所有していますが
放熱穴が無くても熱暴走した記憶はありません。っていうか熱暴走する程
長時間連続使用した事も、熱暴走しそうな環境で使った事も無いのかも知れません。

しかし、この暑さです。

そんな中、移転後片付いていないダンボール箱を開けたら、小さいファンが出てきました。

「暑い」、「コピーキャットケースの放熱パネル」、「偶然出てきた小さいファン」。

        ハイ、繋がりました。(笑)

 1歩先行っちゃいましょう!強制冷却ファン付きコピキャケース!


 思い付いちゃったら即行動。
「ノイズの問題はないのか?」と思いましたが考えて見ればコピキャ自体、
モーターを載せているワケで。(笑)
実際ファンを近づけて見ても気にならない、気付かない?ワカンナイ!って程度。コピキャの電源を入れた後に
ファンに通電させると一瞬ノイズが出るのでファンの電源をコピキャから取り
コピキャの電源を入れると、同時にファンが回りだす仕様に決定。

          
 そのファンを背面に付けて熱くなった内部の空気を吸い出す仕様にするのか、
エコープレックスの様に底面に付けて底から外気を吸い込む仕様にするのかちょっと迷いました。
底面から吸うにはファンの性能に無理がありそうです。また、底面だと普段見えないので楽しくありません。(笑)
背面から吸い出す仕様にしました。

 コピーキャット元々のケース自体にある放熱穴を大きく広げてしまえば一番効率が良いのですが
それも忍びないので(汗)、なるべく効率良く空気を吸い込みそうな位置をツアーケース底面に,
効率よく空気を吸い出してくれそうな位置を背面に、コピキャ本体と現物合わせで位置決めをして
 ガガがーっ!と穴開けです。


 で、こんな風に穴あけ完了。

   

   
          
  ウチで作っているケースは安物のベニアではなく、FRPボードなのでFRPのササクレが出ます。
それを取り除き切断面を黒く塗装。中からパンチメッシュを張ってケース側は完了。
あとは電源取りの配線ですね。メンテ時を考えてコネクターを使用しました。

    
 
 で、本体をケースに収めて完成〜
そして電源ON!
ファンは元気に回ってます。排気口に手を当てると.....
うん、僅かながら暖かめの風が出てきています。冷やし過ぎてもイケませんし
風の「流れ」が出来れば十分だと思いますので、これでOKだと思います。
             

 そんでもって....これでガンガン使うぞ〜ってなるかというと、そういう事もなく.....

   だって暑いぢゃん!


  「はい、出来上がり」って満足して。
  蓋閉めてオシマイ。
  
 お仕事しなくっちゃ!


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