ちょっとだけよ の巻
ご好評いただいているフルレンジブースター Bull Fighter。
「カスタマイズ出来る喜びを」 という事でプチアップデイトのご案内を2014年10月に行いました。
実は.......ここだけの話............
１年以上前からアップデイトしてました。（大汗）
だから、「なんだよ、俺こないだ買ったばっかりなのに〜」という方、ご心配は無用です。
というか、１年以上ご案内してなかった方が問題なんじゃないか？というご指摘もありましょうが
すっかり忘れてました。
Bull Fighterはホントに原始的なブースターなので、パーツによって結構音が変わります。
なので製作時には測定が欠かせないのですが、その中で最も違いが出易いコンデンサを
交換出来る様にしたのが今回のアップデイトです。
このコンデンサ、ノイズフィルターの役割もあるので、あんまり極端な定数にすると
とんでもなくノイジーなヤツになっちゃったりしますが、それもまた面白いじゃないですか。
こういう仕様にすると、絶対に 「どれをどれに替えるとどういう音になるんだ？」という
ご質問が来るのですが、マニュアルやルールなんかに縛られる事が大嫌いなサウンドロフトさんは
その手の質問にはお答えしません。
「コンデンサの交換は推奨する物ではありません。」
と商品ページに書いてある通りですが、腕に自信があって、試してみたい、あ〜ウズウズする〜、と思ったなら
やってみればいいんです。
電気屋が見て、「こんな定数使わねぇよ」ってコンデンサ使って、とんでもない音が出たらそれはそれでOKだと思います。
「１個ン千円もするコンデンサ買って付けてみたらクソみたいな音になっちゃった」 も経験じゃないですか？
ン千円は痛いけど、授業料ですよ。経験は知識よりも大切な財産だと思います。
そして、非常識なトンでもないパーツ使って、「すんげーイイ音になった！」ってお話を聞かせていただくのを期待しているんですよ。
狙いはソコです。別にパクろうって事じゃないですよ。
お利口なエフェクター使ってみんな同じ音出してる中、原始的で野蛮なブースターで聴いた事も無い様な音出してたら
すんげーカッコいいと思うんですけどね。
もうね、
みんな本とかネットとか読み過ぎ。
「コーラスなどの揺れモノは歪みモノの後ろに繋ぎます」
そんなン誰が決めたんだよっ！
いつからRockに教科書が出来たんだっ！
ルールぶっ壊すのがロックなんじゃねぇの？
人と違う者になりたいからギター弾くんじゃないのかい？
清志郎センパイがいたら絶対そう叫ぶでしょうね。
私もその辺、熱くなっちゃいます。
「コーラスの後ろにディストーションかまして、ぎゅわんぎゅわん させたら昇天した！」
いいじゃないですか、それが気持ちよければ。その音にインスパイアされて１曲書けちゃった、とか
普段の自分からは出てこない様なフレーズが飛び出しちゃったら儲けモンじゃないですか。
以前も何かで書いたと思いますけど、創生期のセンパイ方は「なんでもアリ」でした。
「いや〜アンプ火吹いちゃった」 って その繋ぎ方なら当然ですよ！とツッコみたくなる様な事を
平気でやってましたからね。で、その音が凄まじい。
凄い音になるなら何やったってイイんじゃないの？（自己責任で）
だからBull Fighterのコンデンサ交換のご質問には答えません。
（答えませんって言ってンのに訊いてくる人がいるから困ったモンです）
でも......ちょっとだけよ。（笑）
シリコンのブルは、純正のコンデンサを２個ともMurataのセラコンに替えるとムスタングと相性バッチリになります。
その代わりストラトだと少しブーミー過ぎるかも知れません。同じ定数でもコンデンサで音が変わる良い見本です。
ゲルマのブルは、２個のコンデンサを左右（上下？）入替えるだけでも激変します。シリコンとの差別化を狙い、
泥臭い南部をイメージしたゲルマブルが都会に出てちょっと洗練されます。嗚呼、木綿のハンカチーフ（笑）
さぁ、あとはお任せします。
人とは違う自分だけのBull Fighterに育てて下さい。
中古屋のひとりごと 奇跡的に残っていたバックナンバーズ
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